今回は、教育機関向け、学生や教員向けに無償プログラムを提供しているGraphisoft社のArchicadを紹介します。 参考サイトMyArchicad.com (graphisoft.com)
ArchiCADは、ハンガリーのGRAPHISOFT社が開発した世界初のBIMソフトウェアです。
以下にArchiCADの特徴をいくつか紹介します。
- BIMに特化した機能: ArchiCADは建築・建設業界で採用されている**BIM(Building Information Modeling)**ワークフローをサポートしています。BIMは設計図で使う建材、資材、大きさ、数量、価格などの情報を一元管理できる仕組みであり、効率的な仕事の進行が期待できます。
- 直感的な操作: ArchiCADはわかりやすいアイコンを使用しており、直感的な操作で図面を作成できます。基本的な操作を短期間で習得できるため、設計者は図面の整合性を気にせずにデザインに集中できます。
- 他のシステムとの連携: ARCHICADはWindowsとMacOSの両方に対応しており、iPadや他のソフトウェアとの連携も可能です。共同作業やプレゼンテーションに役立ちます。
- デザイン性を追求: ArchiCADを使えば、自由な発想でデザイン性のある建築物を作成できます。クライアントへのプレゼンテーションも立体的に行えます。
- 複数人での作業: ArchiCADは複数人でリアルタイムに作業できるため、スピード向上が可能です。
BIM(Building Information Modeling)について
BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)は、建築物や土木構造物のライフサイクルにおいてそのデータを構築管理するための工程です。具体的には、3次元のリアルタイムでダイナミックなモデリングソフトウェアを使用して建築物及び土木構造物の設計、建設、および維持管理の生産性を向上させることを目指します。BIMモデルは、構造物を3次元モデル化して属性情報を加えたもので、設計段階から施工、維持管理までのプロセスで関係者間で共有されます。BIMの目的は、建設生産・管理システムの効率化と高度化であり、フロントローディングやコンカレントエンジニアリングなどの手法を活用して期待される効果は、生産性向上や合意形成・情報共有の効果です。
ArchiCAD以外にもBIM対応ソフトはいくつか種類があります。概念としてのBIMは広い範囲で使われていて一言で表現するのは難しいと思いますが、Web検索すると様々な情報が出てきます。関連してCAD、CIM、DX等の情報が得られますので御確認ください。また、BIM対応ソフトは導入コストや学習コストがかかりますが、授業で導入を検討しているのであれば教育機関向けに用意されている無償プログラムを御検討ください。将来、建設業界に進む高校生・大学生の皆さんの早い段階でのスキル習得にお役立てください。導入までには一定の手続きや作業も発生するかと思います。御質問等あれば御連絡ください。
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